自閉スペクトラム症(ASD)

家族に「自閉スペクトラム症」がいます。20歳の娘です。世間での認知度はまだまだ低いような気がしますので、ここでいろいろ説明や対策などを書いていこうと思ってます。

自閉スペクトラム症(ASD) の一般的な症状

自閉スペクトラム症(ASD)は、発達障害の一種です。

 

2013年からは、自閉症」、「アスペルガー症候群」、「小児期崩壊性障害」、「広汎性発達障害
区分をなくし、まとめて自閉スペクトラム症ASDと呼ぶことになりました。

 

まず3大特徴のひとつとして、コミュニケーションが極端に苦手であるということがあげられます。

 

自閉スペクトラム症(ASD)の方は基本的に学習能力、運動能力の発達に問題はありません。

 

言葉もちゃんと話せますし計算もできます。
むしろ定型発達発達障害ではない人)より優れてる場合が多いです。

 

しかし、言葉を話すことはできますが、話の流れを読みながら
キャッチボールのような会話をすることが苦手なのです。

逆に一方的に話し続けてしまう場合もあります。

相手の気持ちや立場を理解したり、

何を求められているか察したりすることが非常に困難で、
会話が続かなくなり、黙ってしまう時もあります。


ただ、家族や友達や同僚、ある特定の人は全然平気な傾向にあります。

 

この特性により、運動機能に問題はなくてもチームで行うスポーツが困難なのです。

ゼスチャーやアイコンタクトが理解できないのです。

 

そして一般的なルールを理解したり実行したりすることができないのです。
いわゆる、「暗黙のルール」です。

生活していく中で、自然とこうしたほうがいいというルールです。

 

たとえば、落ち込んだ人の前で笑ったり喜んだりしてしまいます。

 

逆に、自分が決めたルールは頑なに守るという特性もあります。
これにより「常識がない」「空気が読めない」などと言われてしまいます。

 

このように自閉スペクトラム症(ASD)の人は、学校、社会、家庭において、
生活していく上で非常に多くの問題を抱えています。

 

症状の程度は様々です。
重度の場合は子供の時から人付き合いに支障が出るので、
早い段階で診断が下されます。

 

軽度の場合は、子供の頃は「ちょっと変わった子」で済まされてしまい
自分の発達障害に気づかないまま社会に出て

周りの人に言われて気付く場合が多いです。