自閉症スペクトラム症とは?その2
自閉症スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder、略称ASD)とは、
広汎性発達障害に属する疾患を1つの連続する症状として捉える概念のことです。
「小児期崩壊性障害」(2~10歳の間で自閉症に似た症状が出る)
「言葉の遅れ」、「言葉の指示が理解できない」、「自分の思いがかなわないと感情が大崩れする」、「じっと出来ない(多動性)」、「感覚の過敏性がある」
「周囲との交流が困難」「限定的な興味」「日常生活のルーチン化」「早口の絶え間ないおしゃべり」「空気が読めない」「変化を嫌う」「人の気持ちがわからない」
「広汎性発達障害」
「高機能自閉症」
「自閉症」の知的障害がないもの
などが
含まれています。
「スペクトラム」とは日本語で連続体という意味です。
境界線を設けず、全体的な観点からみるということです
この3つの疾患は、自閉に基づくコミュニケーション障害を持つという特徴があるのですが、
自閉症スペクトラムという概念の基では、知的障害レベルの高低や自閉症状の強弱によって、
名称が区別されていくのです。
医師の診断によって病名が決まると、一般的にその病名に従って治療が行われます。
大切なのは、病名にとらわれることなく、自分の持つ能力を最大に発揮して、充実した生活を送ることです。